前回の続きから
ある日原点に戻ったのか、はっきりとは覚えていませんが
「俺は美容師になる」
この気持ちがふつふつとまた戻ってきたんです。
そうや 自分は美容師になりたいんや。美容室を開く!
熱い気持ちがまた舞い戻って来ました。
その後美容学校の試験を受け
晴れて美容学校に入学する事になりました。
めでたしめでたし
って終わる訳にはいかないので
僕はほんと初めの内は電車で美容学校に通っていました
金沢駅から学校まで徒歩約10分ないくらい
学校までの道筋はひたすら一直線なんですけど
いよいよ美容学校や!って新鮮な気持ちで歩いてました
僕は1年1組
ガラガラガラッ
ドアを開けます
初々しい気持ちも持ちながらクラスに入ると
女子生徒が多く
入学早々ほぼ男子校でクラスに男子しかいなかった僕は新鮮さもありながら
・・・
なんか緊張するぞ・・・って状態で
今までクラスでは男たちの声が響き渡っていましたが
美容学校では逆
女子の声が響きわたっています
全部で3クラス~4クラスありまして1クラス女子が30に男子が10人いるかどうか
このギャップに戸惑い
いきなり変な緊張笑
工業に戻りたい・・・
男たちで騒いでた工業の雰囲気を思い出します
あいつら元気かなぁ
って数日くらいホームシックみたいな感じになり
ノリがいまいち掴めないまま数日経ちました。
数日後
入学早々授業で先生の話の大事な部分を聞きそびれて困っていたんですね
あちゃ~
聞いてなかった
こりゃ困った
全然分からん
このままじゃいかんと勇気を出して近くの女性生徒に喋りかけたんです
「先生の話全然聞いてなかったんやけど、教えてくれん?」
クラスに女性がいるのは3年ぶりで話しかける時も結構緊張したんですが
凄く親切に教えてくれまして
何だか凄く嬉しくて
喋っていくうちにだんだんとクラス全体の雰囲気も掴めるようになり
少しずつ色んな生徒と喋るようになり
少しずつ輪が広がり友人も増えていきました
美容学校生活のスタートです。
ここでは国家資格を所得するための授業が主に行われるんですけど
初めに練習したのはワインディング(パーマを規定通りに巻いていく)
ちなみに練習してる写真はこれしかなかったのでイメージです
ほんととんでもない髪形してます自分笑
これね
ほんと男子って不器用率が高いのか
女性が器用なのか分かりませんけど、男子は基本初めは不器用なイメージがありました
自分も含めわちゃわちゃで全然出来ないんですね笑
なんじゃこりゃ状態
中には上手な男子もいましたけど少数派で少なかった気がします
女子生徒は皆上手だったように思います。
今では器用ですねなんて言われたりもしますが、この時は僕も自分の出来なさに唖然としてですね笑
自分ってこんな不器用だったんか?と笑
「まぁいいわ」
「上手くなればいいんや」
くらいの気持ちで笑っていました笑
国家試験を取る事がまずは目標だったので下手やろうがなんやろうが特に気にする訳でもなく過ごしていきます
美容学校の生活は今までにないくらい楽しく、ホームシック?なにそれ?
なんやかんや直ぐに馴染むことが出来まして
学校終わりは皆でカラオケやらダーツやらボーリングやらワイワイ
そしてすぐに金沢で初めての一人暮らしをする事になります。
アパートを探しました
でも世間知らずの僕は家賃の高さに唖然
なんとか家賃3万の所で決まり
無事アパートに入居する事が出来ました
それはもう天国で
学校から近いし何より通学が楽で
学校の直ぐ近くに帰る場所があるともう楽しさも倍増
学校生活もより一層楽しくなっていきます。
しかし
入居後何か月か経った後
ある事に気付きます
「あれ・・・」
「そーいや自分毎月のお金って払わんでいいんやろか?」
・・・
・・・
・・・
いやいや
そんな事はないはず
勢いでアパートに入ったはいいものの全然仕組みを理解していなかった自分は
(世間知らずでした 反省)
郵便受けをのぞき込みました
凄く簡単に言いますと
「早く払ってくださーい」
ってどれもこれも
唖然とした僕は今のアルバイト代をかき集めて
かき集めて
かき集めて
払いました
が
遊ぶお金もごはんを食べるお金もすっからかん
実家でしばらくバイトの給料が出るまで夜ごはん食べに帰る事になります
つづく・・・
ほんとにこれ19か?自分
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