前回の続きから
これはまずいと思いここで初めて節約というのを経験するようになります
とは言いましても、考える節約って光熱費と食費ぐらいで
ただやる時はやるという事で真冬に暖房器具を一切使わず、毛布にくるまり1月に電気代2000円台という驚異的な数字をたたき出しました(ドヤッ)
まぁなんの自慢にもなりませんが頑張った自分!
と この時は変な自信もつき
スーパーのお惣菜コロッケを一つごはんの上に置いてソースをかけて食べるという
節約レシピ コロッケごはんも閃き(まずいです。総菜コロッケはあんまりごはんに合わない)
そんなこんなで楽しく美容学校生活を送っていきます
気付けばあっという間に2年生になり、国家試験の日が近づいてきました
生徒達も先生達も慌ただしくなり
国家資格所得に向けて皆必死に練習に力を入れていきます
国家資格は実技と筆記試験の2つ
今では少し課題が変わった部分があると聞いた事があるんですが実技試験は
ワインディング(パーマ)
ローラー(ホットカーラーを巻くのに近いです)
オールウェーブ(ローションを使って形を作る、何とも言葉では表現が難しい物)
この3つの内どれか一つと
+
カット
グラデーションボブ(今でいうショートボブ)
これを制限時間内に一定のクオリティで仕上げる事。
筆記試験
決められた教科で、確か5項目だったはず
(今はどうか分かりません)
それぞれ試験会場が異なります
この2つを合格し、そこで初めて資格所得となります。
1年で何も出来ない不器用な僕も日々の練習で少しずつ上達し実技は問題ないくらいの状態だったんですが
相変わらずのマイペースと勉強嫌いを発揮していた僕は少し成績がよろしくない状態
筆記試験が問題で
いくつかは物理やら保険やら
本当に美容師の問題か?
って思ってしまうような内容も含まれており
なんだかなぁ
思うこともしばしば
勉強に激しく抵抗を感じてた僕
そんな僕が急に勉強を頑張るったって無理がある話
でも国家資格を所得しなきゃいけない
その思いで必死に勉強していきました
相変わらず勉強は楽しいものではなく・・・笑
ただ気合で集中すればとことん集中出来る性格なので、必死に勉強
実技は更に精度を上げ筆記は過去問を何度もやり、教科書を何度も見返し暗記
もうやりまくりました。
はっきりとは覚えてないですがまずは実技試験からだったように思います
僕自身いったいどんな会場でどんな人が審査員でって
ありえないですけど でかいホールみたいな所を想像してまして笑
実技試験当日
まさかの
学校の校舎から徒歩でつくような場所が試験会場
入ったのは普通の教室みたいな所
しかもその時の審査する人は学校で見た事のある先生
急に緊張感がほぐれまして
いつもの状態でいつも通り実技をこなすことが出来た僕は結果が来る前から正直仕上がりを見て、「これは受かった」
そう思ったんです
まずは一安心。
少し間をおいて
筆記試験は別の会場
これも正直「別に問題ないやろ」
ってな具合で今までも勉強してきたんで意気揚々と会場に向かいました
友人たちと喋りながら試験時間を待ちます。
とにかく変な自信がどこかにありまして余裕でした
試験時間が来て、会場は静まりかえります
審査員「始め!(イメージ」
スタートしました。
自分を信じる事
大丈夫
今までやってきた事をやるだけ!
そう!自分を信じ・・・
信じ・・・
・・・
ん~~~~??
・・・
ん?
こんな問題しましたっけ?
ん?
こんな事習いましたっけ?
・・・
汗
もうね
頭の中真っ白
全然分からないんですね笑
いやいやそんな事ありますかと
これは何かの間違いだと(何も間違ってない)
時間は過ぎていきますからとりあえず頭フル回転させて問題を答えていきました
でも試験が終わった後
「まずい・・・汗」
皆は何だか余裕な感じだし
あ~~どーしょ~~
あ~~~
あ~~~
この時僕は思ったんですね
勉強はした
暗記もした
でも問題の根っこを理解してなかったんではないか?
だから応用やひっかけ問題にやられたんだろうか?
あーだこーだ思いながらも
まぁまだ分からないから結果が来るまで待ちましょうと
確か試験の合格発表は卒業式後だったように思います
何はともあれ
まずは卒業おめでとう。という事で
卒業パーティー、打ち上げを楽しみ
これで皆とワイワイするのも最後かと
美容学校時代は皆で8号沿いにある大型のカラオケでワイワイやってたんですね
この日だったかは忘れましたがカラオケに最後また集まりワイワイやろうと
一人入学からあまり気が合わない訳ではないんですけど
なんでかお互い少し距離が出来てしまう友人がいまして
お互いがお互いに気を使ってしまうというか何というか
その友人と仲良くしたいけど、上手く接する事が出来ず
何故か距離が出来てしまう人がいたんですね
まぁしょーがないしそんな事だってあると
仲良くしたかったなぁって
僕も少し不器用な所があるもんですから ねぇ
そんな経験ってあったりしませんか?
そんなこんなで
カラオケで皆でワイワイやってるとその友人が僕の所にやって来まして
どーしたんやろかと
「しょーへい今までありがとう。一緒に歌歌わん?」
って
もうね、嬉しすぎて
僕も「○○こちらこそ本当にありがとう」と伝え
その友人と一緒に歌を熱唱
何だか今まで感じてたその友人との距離がたった一日で解消された感覚になりまして
ほんと人間って分からないものです
凄く嬉しかった
最後は皆で大盛り上がり
この時すでに小松市に戻る事は決まっていたので
住んでる所も、県外の友人も多く皆とは離れるのが凄く寂しかった
長いようで短いような時間。いい思い出ありがとう
・・・
さて
思い出に浸るのは良いですけど僕の思い出話ばかり飽きてくるでしょうから
ここいらで現実に戻りますよ
僕は国家資格を取り、美容師になり美容室をオープンさせるのがこの時の目標だった訳です
国家資格をまずは所得しないといけない訳です
という事で試験の発表を待ちましょうと
ある日 一つの封筒が届いてました。
美容師国家資格 合格発表です。
実技と筆記 この二つ合格点をとっていれば合格となります。
恐る恐る開けます
・・・
続く・・・
LEAVE A REPLY