前回の続きから
前回のブログです。
それで見事にクラスのリーダーになった僕は
先生からの評判もうなぎ上り かどうかは分かりませんけど
晴れて小松工業に推薦してもらえる事になりました。
この時は凄く嬉しかったです
無事工業高校に入学も決まりまして
高校に入ってからは勉学に励み・・・
いやいや相変わらず勉強は嫌いでしたが
友人達と楽しい学園生活の始まりです。
(イメージ)
華やかな高校生ライフかと思いきや
自分のクラスは男子しかいないクラス笑
入学早々、一年生が先輩たちに中庭に呼び出されます。
一年生が横一列に並ばされ、先輩達に言われます。
「大声で校歌を歌え」と
それで声がちゃんと出てる一年から順に抜けて良いと先輩に言われます
これはなんでも入ったクラスの恒例行事だったんですね
なんでそんな事せないかんの?って思いましたが
皆で歌う訳です
一人、また一人先輩に抜けて良いと言われ
一人ずつ抜けて行くんですね
初めは人数が多いのに抜けていくから全体の声が小さくなっていく訳です
この空気感伝わるでしょうか?
まぁ いや~な感じな訳です笑
気が付けば僕含め数人が最後まで残されてる訳です
変な気まずさがあり
時間が解決してくれたのか、歌い切ったからか忘れちゃいましたけど
無事終わりまして続いて先輩たちの前で一人ずつ自己紹介と一発ネタをやるっていうのがありまして
部屋の中で自己紹介と一発ネタみたいなのをやっていく訳です
もう意味が分からん
自己紹介ならまだしもネタなんか考えてきていないし
(事前にある事知ってて考えてない僕も僕)
少し人見知りもあるし、知らない人たちの前で喋って一発芸なんて ねぇ
恥ずかしいったらありゃしない
一人ずつ皆の前に立ち
紹介とネタをやっていくんですね
伝わりますでしょうか?この空気感
それで自分山本なんで順番が最後なんですね
皆がやってる間に頭をフル回転させてネタを考える事にしました
順番がどんどん近くなってきて
やばい
どうする
どうする
焦る自分・・・
お!
閃く訳です
「(あ!自分耳が動かせる!)」
これしかない!!
これだ!
耳を動かせば良いんだ!(どやっ)
良く分かりませんが、この時は心の中で「勝った」
良くやった自分(まだ何もしてない)
って思ってました
とりあえず一安心の僕は順番が来るのを待ってました
自己紹介後
「え~僕は耳が動かせます」
(非常にシュール)
教室内「おお・・・おおーーーー!」(イメージ)
「やって やって!」
先輩達が結構盛り上げてくれまして
ハードルが上がった所で
僕「ではやります」
耳「ぴくぴくッ」
「ぴくぴく」
ここで僕は気付く訳です。
僕が立ってる位置から
先輩たちが座ってる所に結構な距離がありました
たとえ耳が動いたとしても少し前後に動く程度
分かる訳がありません。
「ぴくぴく」
「ぴくぴく」
(あれ・・・反応が0)
教室内「シーンっ」
先輩達「え・・」
「ん?」
・・・・・
「分からんのやけど?」
「え・・何?」
伝わりますでしようか?この空気感
すんごく気まずい
何とも言えない雰囲気
変な汗も出てきて
見事に滑り倒して無事恒例行事が終わりました。
クラスに男子しかいないので凄く楽な反面
「なんだかなぁ」
って思う事もありましたが、案外他校との交流もありそれはそれで高校生活も楽しく過ごしました
この頃は美容師になりたいって気持ちもあるものの
高校の生活に追われる日々で美容師の事は特に考える訳でもなく
「しょーへい将来どーするん?」
って会話では「ん~美容師かなぁ」ってくらいで
時たま漠然と将来は美容師かぁって思うくらいでした
時は経ち高校3年
いよいよ次の進路を決める時がやってくる訳です
先生「おい山本!お前どーするんや!美容師か」
僕「そう!美容師になりたいげんけど!」
先生「じゃあ美容学校の体験行ってみたらどうや」
ってな具合で美容学校の体験会?
みたいなのに行く事になりました。
ところが・・・
続く
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